毛周期が脱毛の効果や時期に与える影響
女性にとってムダ毛は最大の敵の一つであり、
脱毛が美しさを保つための日々のルーティンワークになっています。
ただ、女性の中には煩わしい脱毛の処置をしなくても良いように、「永久脱毛」を目指す人がいます。
医療レーザー脱毛
永久脱毛と言うのはその名の通り、二度と毛が生えてこないようにする施術のことです。
現在の脱毛方式で永久脱毛が保証されているのは、
医療クリニックで行われる「医療レーザー脱毛」です。
医療レーザー脱毛では、レーザーの光を脱毛する部位に照射します。
レーザーの光が毛に含まれる黒いメラニン色素に反応して強い熱を帯び、
その熱でもって毛乳頭や毛母細胞のある毛根を破壊します。
毛を成長させる基になる毛根を破壊するため、二度と毛が生えてこなくなります。
なお、毛根に施術することは医療行為にあたるため、
医師や看護師の資格を持たない人はできません。
従って、エステサロンで医療レーザー脱毛を受けることはできません。
医療レーザー脱毛の施術で永久脱毛が達成されるとは言っても、1回の施術では完了しません。
それは、「毛周期」が影響するからです。
毛周期とは
実は、毛というのは、細胞分裂によって成長と衰退を繰返しています。
その細胞分裂のサイクルを「毛周期」と言います。
そして、毛周期には「成長期」、「退行期」、「休止期」があり、
新しい毛が生まれたり、自然に脱毛したりすることを繰返しています。
例えば、髪の毛は日々50~100本自然脱毛をしています。
医療レーザー脱毛は黒いメラニン色素を利用して毛根を破壊するため、
メラニン色素を多く含む成長期の毛でないと施術の効果が出ません。
つまり、毛根の細胞分裂が終わって色の薄くなった毛や、
毛根から離れた毛に施術しても、何の意味も無いということです。
成長期
成長期はその名の通り、毛が成長して伸びていく時期です。
毛根にある毛母細胞では細胞分裂が盛んに行われています。
この時期の毛は毛根と強く繋がっており、メラニン色素も濃いことから、
レーザーの光が強い熱を帯びるため、脱毛するには一番適した毛になります。
この毛に施術すると永久脱毛が達成します。
退行期
成長期が終わると退行期に入ります。
退行期になると毛母細胞での細胞分裂がストップし、毛が成長しなくなります。
また、毛根と毛の結合が弱くなっているため、髪の毛が抜け落ちやすい状態にあります。
この時期の毛はメラニン色素が薄いため、脱毛施術の効果はほとんどありません。
休止期
休止期の毛は抜け落ちるのを待つだけの状態になっています。
入浴の時に抜ける毛は、この休止期の毛です。
また、休止期にある毛は毛根から離れているため、
レーザーの光を照射したとしても意味がありません。
当然、毛根から離れているため、熱自体が毛根に伝わることもありません。
部位ごとの毛周期と脱毛回数
全ての部位の毛が同じ毛周期になっているわけではありません。
人によって異なりますが、各部位の毛周期は一般的に以下になっています。
・ワキ
成長期:4~5ヶ月、休止期:3~4ヶ月
・腕や脚
成長期:3~4ヶ月、休止期:5~6ヶ月
・VIO
成長期:1~2年、休止期:1~1年半
上記のように毛周期が異なるため、
各部位の毛周期の間隔に合わせて何回も施術することが必要です。
ちなみに、生えている全体の毛の中で、成長期にある毛の割合は平均で20%程度です。
仮に、20%の毛に対して脱毛処理ができたとすると、
100%÷20%=5回で施術が完了することになります。
ただし、VIOラインの毛は休止期が非常に長いため、年をまたいで施術する必要があります。
まとめ
永久脱毛は毛乳頭や毛母細胞を破壊することで完成します。
ただし、毛には部位ごとに毛周期があるため、現在目に見える毛を脱毛しても、
それは全体の一部に過ぎず、皮膚の中に隠れている毛が何倍もあります。
従って、永久脱毛を完成させるためには、毛周期に合わせて施術を何回も繰返すことが必要です。
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