曇りの日の紫外線を見逃すと、シミの原因になるかもしれません

皆さんは紫外線の対策を行っていますか。

最近は男性向けの日傘も登場し、紫外線対策に力を入れる人は男女問わずに増加してます。

紫外線の対策には日焼け止めや日傘、帽子などありますが、

曇りの日の紫外線対策はつい疎かになりがちです。

今回は、紫外線対策の重要性についてご紹介します。

太陽の光は確かに雲によって遮断され、紫外線は地上に注いでいないかのように感じます。

しかし、日差しは届いていなくても紫外線は地表に届いているのです。

気象庁のデータによると、何と曇天時の紫外線量は好天時の7割と観測されており、

結構な紫外線量が計測されています。

また、雨天時でも好天時の3割程度の紫外線を観測するとも言われています。

曇り空を貫いて注ぐ紫外線は紫外線A派、通称UVAと呼ばれているものです。

UVAは波長が長いのが特徴で、曇り空を超えて地表に届き、

肌にも影響を及ぼすことが分かっています。

つまり、曇り空の時こそ、しっかりとした対策を講じるべきでしょう。

UVAはあなたの大切な肌にシミなどの肌トラブルを作る原因です。

また、長期間UVAを浴びると皮膚がんの原因になる可能性も指摘されています。

曇り空や雨天時はつい出掛ける際に紫外線対策を怠りがちですが、

ここまで聞くと対策の必要性を実感するかもしれません。

散乱光とは

そして、さらに驚くべきことに曇り空の際に紫外線対策をすべき理由はまだあります。

それは、「散乱光」です。

聞きなれない言葉かもしれませんが、美容対策の現場ではよく耳にする言葉です。

散乱光とは、雲に光が反射して注いでくる現象で、

通常の太陽光よりも強い紫外線が注がれます。

快晴並みの紫外線が地表に注がれることもあるので、

特に夏季の薄曇りの日はしっかりとしたケアを行うべきでしょう。

また、強い紫外線は室内や社内にも注ぎ込んでいます。

これは曇りの日も同様で、

対策をしていないと屋内に居る場合でも紫外線の脅威にさらされてしまいます。

十分な対策の必要性が、これで実感していただけたのではないでしょうか。

では、曇り空の日にもしっかり備えることが出来る紫外線対策とはどのようなものでしょうか。

紫外線対策で有効な方法

紫外線対策で有効な方法をいくつかご紹介していきましょう。

まず、昨今はマスクをする機会が急増していますが、マスクは紫外線対策には有効でしょうか。

答えはノーと言っても良いでしょう。

最近はUV対策のマスクも登場していますが、

一般的に流通している不織布のマスク、ウレタンのマスクは紫外線を通過させてしまいます。

また、マスクだけのケアですと、

万が一日焼けしてしまうと肌にムラが出来てしまう原因となります。

通常の日焼け止めを塗るときと同様に、マスクの下も十分に日焼け止めを塗っておきましょう。

これはサングラスも同様です。

海水浴やレジャー時ほどの強い日焼け止めを塗る必要はないですが、

紫外線カットの出来る化粧品、日焼け止めを塗っておくことで曇りや雨天時の対策は十分でしょう。

また、紫外線カットが出来る晴雨兼用の傘を使うのもおすすめです。

日傘は大変便利ですが、使用用途が限られがちです。

晴雨兼用のUVカットの布が使われた傘ですと、紫外線対策にも雨の対策にも有効です。

ついうっかり日焼け止めを忘れがち、という方には化粧品でおすすめ商品があります。

朝のスキンケア時に、化粧下地を使う人はかなり多いのではないでしょうか。

朝のスキンケアに確実にUVカット製品を使うことで、

忘れがちな日焼け止めの効果を得ることが出来ます。

男性向けにも化粧水や乳液などにUVカット効果が含まれたものも登場しています。

男性も紫外線を浴びてしまうとシミやそばかす、シワの原因になりますから、

毎日のスキンケアを始めてみてはいかがでしょうか。